この記事では次の内容を紹介しています。
- ワンちゃんの口臭の原因
- 口臭を改善する方法と予防法
もくじ
愛犬が可愛くて、顔を近づけた時に「臭い!」
と感じたことがある飼い主は多いのではないかと思います。
魚の腐ったような臭いが「ぷ〜ん」と。
口臭には理由があります。
口臭が病気から来ることもあります。
病気の場合は、すぐに病院に行って治療を受ける必要があります。
ですが、日々のケアで口臭をある程度抑えることもできます。
私たち人間も、口の中がネットリして気持ち悪い時は、口の中にバイ菌がいっぱいある状態です。
気持ち悪いですよね。
ワンちゃんも一緒だと思います。
きれいにしてあげたいところです。
まずは、口臭の原因から紹介します。
犬の口臭がきつい理由は?
口臭の主な要因は、
- 歯周病
- 内臓系の病気
- 口の乾燥
- 食べ物
- 食糞
が考えられます。
歯周病
実は、一般家庭で飼育されているワンちゃんの約80%は多かれ少なかれ歯周病にかかっているといわれるほど、歯周病が蔓延しています。
歯周病の主な原因は、歯にべっとりと付着した歯垢です。
その歯垢は、食べかすと細菌の塊で炎症を引き起こす原因となります。
歯垢を放置しておくと、歯石となり歯ブラシでは落とせなくなってしまいます。
これらの歯垢や、歯石を放置しておくと、歯が抜けたり、最悪の場合口の中の細菌が出す毒素が体内をめぐり体の各臓器に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
歯周病は本当に、怖い病気で、放置できない症状です。
内臓系の病気
アンモニア臭がする場合は肝臓や腎臓の疾患、
すっぱい臭いがする場合は、胃腸の疾患、
など部位によって、臭いの傾向があるものの、
こういった臭さは病気の可能性が疑われます。
口の乾燥
通常、犬の口の中は唾液で潤っています。
口の中が乾燥して、水分がなくなってくるとこの唾液が濃縮されてしまいます。
この濃縮された唾液が口臭の原因になってしまいます。
ワンちゃんは、汗をかいて体温を調節することができるのは肉球部分だけなので、口を開けて呼吸することで体温調節しています。そのため、夏場や乾燥したばしょで口臭がキツくなりがちでなので、注意が必要です。
食べ物
古くなったフードを食べた後、歯にこびりつきやすいフードを食べた後、こういったものが口の中に食べかすとして残った場合にも臭いがキツくなる可能性があります。
食糞
これは、見たくない光景ですね。
ですが、ワンちゃんにとって、糞の中に消化しきれていないフードのにおいを感じたり、暇だから、といった理由で食糞してしまうことがあります。これは、やっぱり臭いです。
このように、口臭につながる理由は様々存在します。
病気の可能性がある場合もあるので、臭いがきつい場合は
病院に連れて行くのがまずは安全だと思います。
その上で、大丈夫と確認できれば、後は日々のケアが大切です。
犬の口臭を改善・予防する方法
日々のケアとしてできることは、
- 歯磨き
- 食後に水分を採るようにする
- 食事を変える
- サプリメントを採り入れる
などが挙げられます。
歯磨き
日々の口臭対策として、もっとも実施したいのがこの歯磨きです。
ただ、歯磨きの習慣が無い場合はいきなり歯磨きをするのは、
ワンちゃんにとっても飼い主にとってもなかなか大変です。
そこで、歯磨きの習慣をつけるまでに、
歯磨きガムや歯磨きのおやつを採り入れるのも一つの方法です。
食後に水分を採るようにする
口の中の水分量が少なく唾液が濃縮されて口臭がキツくなるのと合わせて、ご飯の後の食べかすが口の中に残るとこれもまた口臭の原因になります。
ご飯の水分を多くしたり、食後に水を飲ませて口の中をきれいにする習慣をつけるのも有効な口臭予防手段です。
我が家も、ご飯のあとは必ず、水を50 cc飲ませるようにしています。
水をあまり飲まない子には、少し水に味付けしてあげる工夫をするのも一つです。
我が家は、いつも10倍希釈のミルクをあげています。
食事を変える
歯垢がたまりにくように、材料や形状が工夫されたフードを織り交ぜる。
ウェットフードに比べて、ドライフードの方が歯垢がつきにくい、という傾向があります。
また、消化の良いフードを織り交ぜることで、体内に老廃物が残らないようにして口臭を抑える。
など食事を工夫することも、口臭を抑える手助けになります。
サプリメントを採り入れる
食品由来の材料で、口臭の原因となる菌や歯垢の増加を抑制しすることで口内環境を整えることをサポートするサプリメントがあります。
また、口の中だけでなく、腸内の環境を整えることで、口臭ケアをするような思想で開発されたサプリメントもあります。
腸内環境を整えて、ご飯をしっかり消化吸収して老廃物をしっかり排出する。
お腹に匂いの原因となる老廃物が貯まるのを防いで口臭を抑えるということですね。
臭いの他に気を付けるワンちゃんの行動
口臭だけでなく、次のような行動をとるようであれば、口の中に何らかの病気を患っているかもしれなないで、病院に行って診察を受けた方が良いと思います。
- フードの前には行くけれども、食べようとしない
- 片側だけで食べるなど、食べ方がいつもと違う
- 堅いものを嫌がって、柔らかいものを好んで食べる
- 大きく口を開けることが出来なくなる
- 口唇や歯肉が腫れたり、出血したりする
- 顔が腫れている
- くしゃみや鼻水が出る
普段の仕草と違うところがあれば、よく見てあげる必要がありますね。
まとめ
この記事では、ワンちゃんの口臭について、その原因と対策、その他気にすべきワンちゃんの行動について紹介しました。
かわいい愛犬の口臭が気になると、ちょっと悲しいですよね。
日々のケアで、口臭の防止・予防ができることも結構あるので、少しずつでも取り入れたいですね!
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