この記事はこんな人にオススメです。
- ワンちゃんの体重の減らし方がわからない。
- ワンちゃんの体重を減らそうとしているのに、一向に変化がない。
- ワンちゃんが、最近肥満になったかもしれない。
そんな風に悩まれている方に、向けてワンちゃんのダイエット方法について私の実施した内容を紹介します。
我が家のワンちゃんも、フードを変えたことをきっかけに、一時みるみる体重が増えていったことがありましたが、毎月着実に体重を減らし、半年とちょっとで15%、1年とちょっとで20%の減量に成功しました。
その方法を紹介します。
もくじ
どれくらいの体重変化だと気をつける必要があるの?
飼い主である人間において毎日の生活の中で1kg程度の体重変動は、測るタイミングや食べる内容によって簡単に起こりえます。
そのレベルで体重が変動してもどうってことは無いのは実感として皆さん持たれているのではないでしょうか?
ですが、犬にとっては、1kgの体重変化は、体調変化を及ぼすほどの大きな影響を持ち得ます。
例えば、小型犬の分類に入る我が家のミニチュアダックス体重約5kgを例にとって人間の気持ちになって考えてみるとわかりやすいと思います。
人間換算すると・・・
5kgのワンちゃんの体重が1kg変化すると、50kgの人間でいうと、10 kg変化したことになります。
参考:(人間換算:10 kg)=(人間の体重:50 kg)×(ワンちゃんの体重増加分:1 kg)/(ワンちゃんの体重:5 kg)
10 kgの変化はかなり生活に影響を及ぼしますよね。
太る方向でも、減る方向でも、人間の尺度で考えると、「1 kg位大丈夫かな?」と思ってしまいがちかもしれません。
もちろん大型犬で元々の体重が重い場合は、もう少し影響は小さいですが、犬の体重を人間に置き換えると、1 kgでもかなりの影響があることがわかりますね。
一般に、肥満の場合、理想的な体重に対して15〜20%以上増加した状態と言われています。理想的な体重は、成犬になり、成長が止まった時の体重を目安にすると良いと思います。
成犬になるまでの期間
成長期は、体重がグングン増えていくので、体重の増加はあまり気にしなくて良いと思います。
- 小型犬(成犬時5kg程度のワンちゃん)であれば、生後10ヶ月くらいまで
- 中型犬(成犬時10kg程度のワンちゃん)であれば、生後12ヶ月くらいまで
- 大型犬(成犬時25kg以上位のワンちゃん)であれば、生後18ヶ月くらいまで
を一つの目安に考えると良いと思います。
どういう状態を目指せばいいの?
数字で確認すると変化をいち早く確認することができます。
次に気になるのは、理想と思っている体重が本当に合っているのかな?
という点です。
ワンちゃんの理想的な体型を確認する目安として、環境省かボディコンディションスコア(BCS)というものがあります。
これは、見た目と触った感触で状態を5段階に分けて、理想の状態を把握するものです。
それぞれのワンちゃんの数字では無いのですが、一つの目安になると思います。
これを私なりに直感的に解釈している内容をご参考までに示します。
BCS1:痩せ
見た目に骨のラインが露骨に見える状態。もちろん触ると骨を感じることができる。
BCS3:理想体重
見た目にはちょっとくびれが見える感じで、触るとちょっと肋骨を感じることができる状態。
BCS5:肥満
見た目にぷっくりしていて、触ってももちろん骨を感じることが出来ない状態。
年齢によっても、理想的な体重は変わってくるので、体重を測りながら、日々体を触って状態を確認するという組み合わせが大切ですね。
肥満だと何故悪いの?
肥満になると、色々な所に不具合が出てきます。
例えば、
- 糖尿病
- 関節系の疾患
- 呼吸器・循環器系の疾患
- 免疫系の疾患
その他、無気力になったりすることもあります。
我が家のミニチュアダックスも、少し肥満気味になった時に、免疫性の関節炎が表面化して動くことができなくなりました。
その経験から、体重管理は肝に銘じて、常に気を配っています。
私のダイエット作戦
ここからは、我が家のミニチュアダックスの体重減量作戦について、紹介いたします。
体重減量について、私なりに効果が合ったと認識しているのは次の方法です。
- ご飯の重量を管理する
- 手作りご飯を織り交ぜる
- おやつの量は変えないで、回数を小さく分ける
- 体重を管理する
の4つの組み合わせで、体重20%減量を実現しました。
そして、このトライを維持することで、体重20%減量の状態を維持しています。
それぞれについて、詳しく紹介します。
ご飯の重量を管理する
このご飯の重量を管理するというのが、一番の基本です。
これまで、毎食スプーン一杯と決めて餌をあげていました。
ですが、スプーン一杯では、山盛りいっぱいの時や、擦り切れいっぱいの時など、餌当番の人によって変わってしまいます。
自分でも、なんとなくの管理となっていました。
これを、1回あたり、25gと毎回管理することにしました。
毎回、計量器にのせて決まった量をあげるようにします。
計量器を使うことで、フードをあげる人が変わっても、量を固定することが出来ます。
これは本当に大事なプロセスです。
そして、2週間ほど様子を見て体重に変化がなければ、少し減らす。
という地道な繰り返しです。
地道ですが、かなり効果がありました。
手作りご飯を織り交ぜる
手作りご飯を取り入れるのも効果があります。
手作りご飯は、ドライフードと同等量与えた場合に比べて、水分量が増えるのでカロリー量としては抑えられることになります。
食材を選ぶこともできるので、健康の面からも効果を期待することが出来ます。
我が家では、栄養のバランスも考えて、ドライフードの量を半分にして、手作りのご飯を織り交ぜています。
おやつの量は変えないで、回数を小さく分ける
これは、直接的には体重管理に影響しないかもしれませんが、食事量の管理をするといつもより餌の量が少なくて飼い主側に罪悪感のようなものが芽生えてしまうこともあります。
実際私も、餌の量が減ったなぁと申し訳なく感じて、かわいそうに思いました。
そうすると、「ちょっとだけご飯量が増えても・・・」なんていう気分が湧いてきてしまいます。
苦しいですが、飼い主も頑張らないといけない所ですね。
ワンコは、量ではなくて、食べる回数で喜びを感じるともいわれています。
この特徴を利用して、おやつの量を固定して、上げる回数を増やすことで、バランスを取るようにしています。
我が家の場合、おやつはリンゴなので、リンゴのカット数を増やして、一回にあげる量を減らして、回数を増やしています。
体重を管理する
最後は、体重の管理です。
体重を見ながら、一つ目の「ご飯の量を調整する」のところで、記載しました量を徐々に減らしていきます。
食事量でコントロールしていくので、1日2日で、すぐに結果が出るものではありません。そのため、短いサイクルですと、1−2週間に一度位の頻度で確認するレベルで良いかと思います。
我が家では、2週間に一度位のタイミングで、体重を測りながら分量をコントロールしました。ある程度落ち着いてくれば、1ヶ月に一度程度の計量で確認を継続するので良いと思います。
私も、今は1ヶ月に一度の確認を続けています。
ダイエット作戦の効果
こちらが、ダイエットの効果です。
ダイエット作戦に役立つグッズ
ダイエットに役出すグッズを紹介します。
計量器
フードの量を管理するために、使用しています。
これにフードの容器を乗せてから、メモリを0に合わせてフードを入れて重量を調整します。
体重計
人間の体重計でも計測することはできますが、ワンちゃんは動くので、こちらを利用した方が、楽に測定することが出来ますね。
手作りご飯
いきなり手作りご飯を作るのが大変な時には、グッドデザイン賞にも輝いていたことがある、
冷凍の手作りごはんサービス PETOKOTO FOODS
もあります。