もくじ
皆さんの中でも、飼い犬のお腹があまり強くなくて、心配されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?今日は、胃腸の弱い犬のおなかの調子の整え方について、アロ君の経験に基づいて書いていきたいと思います。
どんな時にお腹がキュルキュル鳴る?
食べ物が関係する時
ミニチュアダックスフンドのアロ君も、昔からお腹が強い方ではありませんでした。元々好奇心が強いので、新しいモノはすごく興味を持つので、
- フードを変えた時
- 新しいおやつをあげた時
など、新しい味覚が新鮮なのか、いつも美味しそうに一目散にノンストップでパクパクと食べてくれます。ところが、しばらくするとうずくまるケースがよくありました。
そんな時は、決まって、お腹が「キュルキュル」と鳴って、動きが悪くなりました。お腹の音は凄く大きくて、お腹に耳をつける必要もなく、部屋の端にいても「キュルキュル」という音が聞こえてきました。お腹の音は、すぐに治る時もありましたが、多くの場合は、半日から1日中続きます。長い場合は2日位続くこともありました。その間、食べ物には、見向きもしなくなり、便秘状態が続きます。辛そうで、見ているだけで、とっても可哀想です。
環境の変化がある時
新しい食べ物だけではなく、環境の変化も苦手です。例えば、休日と平日のギャップです。休日は、出来るだけアロ君と過ごしたいので、私が家にいる時間が長い傾向にあります。ですが、平日はどうしても、アロ君が留守番をする時間が長くなってしまいます。
この様な環境変化が顕著な休日の後の平日もやっぱり、お腹の調子が悪くなります。お腹が「キュルキュル」鳴って、うずくまったりと動きが悪くなりますし、食べ物にも興味を示さなくなります。この場合も、やっぱり便秘気味で、苦しそうです。
こういったおなかの調子の悪い状況が、頻繁に(概ね月4日程度)発生することが続いており、とても心配でしたので、上記の状態を一度獣医さんに相談してみました。
すると、お腹が「キュルキュル」鳴るのは、身体に合わないものを食べた場合にも起こりうるし、心理的な原因によっても、起こりうるとのことで、必ずしも病気という訳では無さそうという事で、まずは一安心しました。
犬のお腹の調子の整え方
では、次にどうすれば良いのでしょうか?
獣医さんによると、実は犬も人間と同じで、乳酸菌が効果があるとの事でした。確かに、食事は身体を作る基本中の基本ですので、私自身も食事には気を遣っています。人間も犬も本質的には変わりはないと思います。そんな訳で、アロ君のお腹の調子を整えるのも、「実は食事に1番気を遣うべきでないか」と一旦自分なりにに結論づけてみました。
おやつにヨーグルト
という事で、乳酸菌といえば、ヨーグルトと思って、おやつにヨーグルトを取り入れる事にしました。
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人間用のヨーグルトを犬に食べさせて良い?
ヨーグルトについて、もう少し詳しく紹介します。一言にヨーグルトといっても、人間用のヨーグルトや犬用のヨーグルトがあり、その種類には、パウダー状のヨーグルトや錠剤のものや本当に沢山の種類が有るので、何を選ぶと良いか分からなかったのでこれもまた獣医さんに相談することにしました。
私自身も日常的に、ヨーグルトを食べているので、出来れば別の種類を買わずに、人間用の同じヨーグルトを使う事ができるとありがたいなぁと考えていました。獣医さんからの解答は、ヨーグルトを食べることが出来る子であれば、人間用のヨーグルトを与えても同じ効果を得ることが出来るとのことでした。但し、牛のミルクがダメな子もいて、その場合は、ヨーグルト自体を与えることが出来ません。まずは、少し与えてみて食べることが出来るか、また、アレルギーが無いか等の様子をみてからにするようにというアドバイスをいただきました。(アロ君の場合は大丈夫でしたが)ヨーグルトがダメな子の場合は絶対に無理に与えないでくださいね。
また、もう一点注意点があります。それは、糖分が無い無糖のヨーグルトを選ぶ必要があるとのアドバイスを受けました。と言いますのも、糖分を含むと、どうしても食のバランスが崩れやすくなり、もし糖分を含むヨーグルトを与えすぎると、糖分の摂りすぎで糖尿などの別の病気に繋がってしまう可能性が有るためです。
前述しました通り、私自身もヨーグルトを毎朝食べており、幸いにも、無糖のヨーグルトを食べていましたので、アロ君用のヨーグルトを別に準備するのも、なかなか大変なので、私が好んで食べるヨーグルトをアロ君用のオヤツにもあげる事にしました。選んだヨーグルトは、小岩井生乳100%ヨーグルトプレーンです。
最後は、アロ君がはたしてヨーグルトを食べてくれるかどうかです。結果は、心配もよそにどうやらアロ君は、ヨーグルトをとても気に入ってくれたようです。よほど美味しかったと見えて、食事の後にヨーグルトをあげてみるとわき目もふらず一瞬のうちに食べ終わり、皿を舐め続けていました。
ヨーグルトが好物ということが分かったので、これまでオヤツにジャーキーや、犬用のクッキーみたいなものをあげていましたが、従来分のおやつの量を少し減らして、夕食の後にヨーグルトをあげる事にしました。ヨーグルトの量は、1日に大体大きなスプーンで2〜3すくいの量です(アロ君の体重は、5.2 kgほどです)。写真位の量です。
人間のヨーグルトの他にも、パウダー状のものもあります。
おやつをヨーグルトにした結果
ヨーグルトをオヤツとして与え始めて、効果を感じたのは、次の休み明けに平日でした。その日も、休みの日と平日のギャップがあり、心理的には少しストレスを感じていたようで、ご飯に興味は示さなかったのですが、ヨーグルトにだけは興味を示して、ご飯は食べずヨーグルトのみ食べました。そして、肝心のお腹の「キュルキュル」音は10分程度の時間はなっていたのですが、後は元気に動いていました。ヨーグルトを与え初めてからのおよそ1週間で、大きな変化を感じたので、それ以降、継続しています。
今で、大体4ヶ月くらい経過しましたが、顕著な効果がある様に思います。少なくとも、これまで月4日程は、お腹の調子を悪くしていましたが、最近では、月に1回お腹の調子が悪い日があるか無いか位までになっています。ヨーグルトをおやつに与え始めた以外には大きな変更点は加えていないので、この改善はヨーグルト効果だと私は信じています。きっかけは、獣医さんに相談する所から始まっていますので、皆さんも気になる事があれば、まずは記録をつけて、詳細な状況を獣医さんに相談される事をお勧めします。
まとめ
最後に、まとめますと、犬のお腹の調子を整えるには、人間にも有効な乳酸菌を摂取する事が一つの有効な手段だと思います。その際、無糖のヨーグルトであれば、人間用のヨーグルトでも効果がありそうです。アロ君には効果が見られたこの方法ですが、犬それぞれですので、効果がない事もあると思いますが、愛犬のお腹が弱い事に悩まれていらっしゃる方にとって、少しでも参考になれば幸いです。